年末にお正月用のお酒を物色しに成城石井に行った。そのときに若鶴酒造株式会社のサンシャイン ウイスキーという地ウイスキーを見つけた。税抜きで1350円とお手軽価格だから全然期待しないで飲んでみたら予想以上にうまい。
その一週間後に今度はサンシャインウイスキープレミアム2300円を買ってきて飲み比べてみた。
若鶴酒造のサイトによると若鶴という酒が生まれたのは1862年。サンシャインウイスキーは「富山から、世界に愛されるウイスキーを。」をモットーに1952年から三郎丸蒸溜所で製造を開始。全然知らなかったから最近のジャパニーズウイスキーの人気に便乗して作られたものだと思っていたらちゃんと歴史があるウイスキーだった。
サンシャインウイスキーという名前は公募により決まったもので
「戦争の中ですべてを失った日本で水と空気と太陽光線からできる蒸留酒によってふたたび日をのぼらせよう」
若鶴酒造のサイトより
という思いから命名されたそうだ。
左がサンシャインウイスキー1350円で右がサンシャインウイスキープレミアム2300円。高い方が色が薄い。

サンシャインウイスキー720ml(1350円)

品目:ウイスキー
原材料名:モルト、グレーン、ブレンド用アルコール
アルコール分:37%
内容量:720ml
メーカーによる<おすすめの飲み方>は
ストレート ロック◯ 水割り◯ ハイボール◎
となっていてストレートはおすすめされていない。
おすすめされていないけど、天の邪鬼の僕はとりあえずストレートで飲んでみた。正露丸のような香りがして僕はけっこう好き。これで1350円は安い。炭酸水がないからハイボールは試していないけどストレートでも全然イケる。
サンシャインウイスキープレミアム700ml(2300円)

品目:ウイスキー
原材料名:モルト・グレーン
アルコール分:40%
内容量:700ml
メーカーによる<おすすめの飲み方>は
ストレート◯ ロック◯ 水割り◯ ハイボール◎
となっている。
サンシャインウイスキープレミアムは半世紀ぶりにブレンドを見直すことで誕生し、芳醇な味わいになっていて正露丸のような香りは抑えらている。ブレンデッドウイスキーはブレンダーのアートだ、と何かの本で読んだけど、ちょっとわかったような気がする。

にわかウイスキー好きの僕は、ハイボールはウイスキーへの冒涜だと思っていたけど、もしかしたら勘違いなのかもしれない。メーカーからハイボールを勧められると試してみたくなる。
ストレートこそ至高と思っていたがトワイスアップに目覚めたように、ハイボールにも目覚めるときがくるのか。
ちなみにペアリングは同じく成城石井で買ってきた成城石井自家製のスモークターキーレッグ1399円。チキンじゃなくてターキー。クリスマスに食べようと買っておいたけど食べずに冷蔵庫にずっと入っていた。


去年、似たようなものを買ってきた時はスライスして食べていたけど、今回は一人でムシャムシャとかぶりついた。子供の頃に憧れていた食べ物、骨つき肉がこれなのかもしれない。食べかけで見苦しいし写真を上げるのはどうかと思ったけどまあいいか。筋が何本かびよーんとあった。

チキンより少しだけクセがあって七面鳥を食べ慣れていない日本人の口には合わないかもしれないけど、これはこれでうまい。クリスマスシーズンにしか遭遇する機会がないけど、普段から扱ってほしいわ。
あぁ、USJで食ったのもこれか。