近所のスーパーにときどきステーキ肉が格安で並べられる。分厚くて美味しそう。そう思って何回か買ったことがあるんだけど、どんなに焼き方を工夫しても筋が残って肉自体も硬く、美味しく焼くことができない。もうだまされないぞ、とこの肉を見かけても買わないようにしていた。
が、諦めきれずいろいろな方法を試してみることにした。
アメリカ産肩ロースの1ポンドステーキ454gで1280円。

スーパー側も硬いのを認識しているからか、あらかじめ切れ込みが入っている。中心部まで十分加熱してお召し上がりください、と注意書きまである。
今回は三等分して3パターンを試してみる。

焼き方は弱火でじっくりに統一した。
一つ目の肉は142g。

ちゃんと硬い肉だと確認するため、一つ目は何もしないで焼いてみる。

弱火で5分。

裏返して5分。

一つ目完成。

生焼けっぽい。冷蔵庫から出してすぐ焼いたからか。

焼き直そうかと思ったけどそのまま食べた。思っていたほど硬くなかったけど、それでも筋があってまだまだ硬い。食えないこともない。
二つ目は152g。

ミートテンダライザーで叩きまくった。

穴だらけで肉の厚みも均等になった。

弱火で5分。

裏返して2分。反り返ってきた。

針で穴だらけになって、ぶっ叩いて平べったくなったおかげで均等に火が通り、焼き上がりが早かった。
二つ目完成。

穴という穴から肉汁が溢れ出しパサパサに仕上がった。

パサパサだけど柔らかく、これはこれでけっこう美味しい。牛肉100%のハンバーグっぽい味わい。
三つ目はキウイをべたべた貼り付けてみた。

一つ目二つ目を焼いて食べている間、時間にすると40分くらいこのまま放置しておいた。
弱火で5分。

裏返して5分。

張り付いていたキウイでソースを作ってみた。このまま捨てるのは忍びない。

ヨーグルト大さじ1、塩胡椒を入れて煮詰める。
こうなった。

嫌な予感がしたからステーキに直接かけずにお椀に隔離した。

肝心の肉は一つ目の肉と一緒で硬い。キウイの効果は一切感じられなかった。一晩くらい付け込まなければ意味ないのか?

ソースがあるから塩胡椒で味付けもしなかったし、あまり美味しくない。そもそも一つ目二つ目のステーキでお腹がいっぱいだから苦しい。そしてキウイのソースをつけて食べたら不味かった。
生暖かく酸味の効いたキウイのソースは完全にゲ○。捨てた。