大阪市から「がん検診のしおり」が届いた。満40歳以上の大阪市民を対象に格安でがん検診の受診が可能らしい。取扱医療機関を検索し予約をしようと電話をすると予約とかしてないからとにかく来いとのこと。ということで早速行ってきた。
肺がん検診
初日にレントゲンを撮って終了。次回に結果がわかる。
大腸がん検診
初日は何もせず。便潜血検査2日法の道具をもらい次回までにうんこを二日分採取する。採取したうんこに血液が付着しているか調べる検査らしい。
採便
うんこ全体を幅広くこするか5、6箇所ブスブスさして採取する。洋式トイレだとうんこが水の中に沈むからうまいこと便器の坂の部分に落下させなければならない。洋式トイレを反対に座るか、思いっきり前の方に座るかする工夫が必要。見事命中させたあとは自分のうんこと対面する。いくら自分のものとはいえうんこを直視するのが気持ち悪い。(初日に採取したうんこはうなぎのような長いやつ、次に採取したうんこは牛の糞のような柔らかいうんこだった)
うんこを二日分採取し次回、病院へ持っていく。
胃がん検診
初日は何もせず。本来ならバリウムを飲んで胃部X線検査をするが、初日の診察時に内視鏡検査をしてほしい旨を伝えると「よっしゃ心得た!」とばかりに胃部X線検査は意味ないからやめとけ。ぜひ内視鏡検査をするべきだ。しかし大腸の検査は便潜血法で十分で内視鏡検査は50歳になったらやればいい。というニュアンスの説明を受けた。何か自覚症状はないか聞かれて、お腹がはるような膨張感があると伝えるとそれなら保険がきくとのこと。自覚症状がないと実費になるようだ。次回、胃カメラを飲むことになった。
一週間後、採取したうんこを持って再び病院へいく。
胃内視鏡検査
前日の22時から絶食で朝ごはんも食べず胃を空っぽにして挑む。
鼻からがいいか口からがいいか聞かれるから鼻からお願いする。事前に経験者から聞き取り調査をした結果、鼻から入れた方がオエってならずに済むから絶対に鼻からがいいとのこと。ほんまかいな。
ドキドキしながら待っているといよいよ検査室に呼ばれる。そしてベッドに座る。何かを飲む。仰向けになる。ティッシュの塊を渡される。よだれがたれたら拭けとのこと。鼻に何かを塗る。そしてそれを喉に通すように飲み込めと言われる。美味しくない。喉に麻酔スプレーをする。鼻にチューブを入れる。横向きになる。それから内視鏡を入れる。鼻から喉、胃までズズっと進んでいくのがわかる。喉を通るときゲップが出る。胃に到達してからも動いているのがわかる。目を瞑って力を抜き「もう好きにして」って感じでひたすら耐える。先生が研修医に何か解説しているのがところどころ聞こえてきて少し不安になる。
「キレイ、キレイ……」
「あ〜、なるほど……」
「力を抜くの上手いな……」
「ここの境界線が……」
永遠にも思われる時が過ぎ終了。実際は2、3分だったのではないか。その場で異常なし、粘膜も綺麗でピロリ菌もいないと結果を伝えられる。
最後に診察室で大腸、肺、胃、全て異常なしと伝えられ安心して帰宅する。