1年近く前に特定健康診査の受診券が送られてきていたが、めんどくさくて放置していた。しかし、最近太ってきたし、ろくに運動もしていない。実施期間が令和3年3月31日までと終了が迫ってきたから滑り込みで近所の病院へ行ってきた。
問診票を記入し、受付を済ませてしばらく待っていると呼ばれた。
身長
身長計に乗る前に「靴脱ぎますか?」とマヌケな質問をする。当たり前だろと自分で突っ込みながら測ってもらった。看護師さんは「脱いでもらった方が良いと思います」と適当な返事だった。
体重
身長計の隣にある体重計にのる。やたら壁際に置いてあるから乗りにくい。体重を測った後はお腹周りをメジャーで計る。見栄をはってお腹を凹ませようかと思ったけど、そんなことしても何も得しないからやめておく。
血圧
左腕を出すと右腕を出せと言われた。
検尿
トイレに行って紙コップで尿を採取する。どれくらい入れたらいいんだろうと思ったが、少ししか出なかったから全部入れた。むしろ足りないくらい。血圧を測った後に「尿を採取したら待っていてください」と言われたから、尿が入った紙コップをもって待つ。
廊下のベンチで座って待っていると、看護師さんやお医者さん、他の患者さんが尿が入った紙コップをもっている僕の前を通っていく。なんか恥ずかしくなってきたから、コーヒーを飲んで休憩している体を装った。
なんかおかしいなあ、持ってこいとは言われてないよなあ、と考えながら待っていると、前の部屋の看板に検査室と書かれているのを発見した。マジックで尿検査室とも書かれているから、ここで待てばいいのだ、これで良いのだ、と確信をもつ。
しばらく待っていると内科に呼ばれた。尿の入った紙コップをもったまま内科に入ろうとすると、そこでようやく看護師さんが、尿の入った紙コップをマヌケにも持ち続けている僕に気付いて、「尿はトイレに置いてきたください」と言ってきた。
トイレに置くの?と疑問を抱きながら戻ると、検査室とトイレの間に小窓があってそこに紙コップを置いておくシステムだった。検尿のコップはここに置いて下さい、と張り紙がある。全然気付かなかった。
複数置いてあったら誰の尿かわからなくなるんじゃないの、と思ったけど僕しかいないからわかるのかな。紙コップに何か印がしてあるのかもしれない。どうでもいいことを考えながら内科に向かう。
問診
聴診器をあてて簡単な問診をする。問診票には腰痛のとこだけ、はい、にチェックを入れたから、そこらへんの話をする。一度ちゃんと診てもらった方が良いと言われる。
採血
本日のメインイベント。いくつになっても注射は嫌だ。嫌だからと言ってもやらないわけにはいかないから黙って従う。覚悟を決めて左腕を出した。右腕を出せと言われなかった。
看護師さんが左腕を見ながらチョンチョンと突いてくる。血管がよく見えないらしい。「いつもここに打ちます?」と聞いてきたけど、はて、どうだったかな、最後に注射を打ったのはいつだろう、と曖昧な記憶を頼りに「はい、いつもここです。」と明確に答える。ブスッと刺すと看護師さんは「良かった、イケた♡」とつぶやいていた。
採血が終わると「帰って良い」と言われたので受付を素通りして帰ってこようかと思ったけど、念の為、声をかけた。初めての病院だったから診察券をもらう。お金は払わなかった。
結果は二週間後くらいに郵送で届けられるそうだ。楽しみ。