僕はPS3でバトルフィールド3を、PS4でドラクエ11をやったことがあるくらいでプレイステーションのゲームをあまりやったことがない。しかし、映画や読書とは違った物語を受容する媒体としてゲームというのも全然ありなんだな、と考えを改め何個かプレイしてみた。
そこで物語として面白かったゲームを5選紹介してみる。おすすめ5選って言ってるけど正直にいうとこれしかプレイしていない。僕は、世界観、ストーリー、キャラクターという順番に重視するんだけど5個とも面白かった。
ちなみに僕は映画だとじっと座っていることができなくて、なかなか集中できないんだけど、適度に操作を要求されるゲームは集中できるように感じた。キャラクターを操作して物語を進めいていくゲームは、世界観を堪能するという点では映画や読書よりも優れているのかもしれない。
DEATH STRANDING(デス・ストランディング)
SF作家、渡辺浩弐先生のスナッチャープレイ動画を見た。それが「ブレードランナー」みたいなストーリーで面白そうだったから、スナッチャーと同じ監督の最新作であるデス・ストランディングをやってみた。めちゃくちゃ面白かった。
最初は文字が小さかったり操作が複雑、始まっていきなり滝に落ちて死んだりして萎えた。僕にはクリアできないのではないか、と思ったけど、操作にはすぐに慣れた。
プレイ当時SFにハマっていたからすぐに、デス・ストランディングの世界観にハマった。ゲーム自体は荷物を配達するという地味なもので、世間の評価はあまりよくないみたいだけど、僕はそれも面白かった。他にすることがなかったらずっと荷物を配達していたい。
小説版のデス・ストランディングも買ってゲームの物語が進んだら小説で後追いするという形で読み進めた。
物語に登場する人物はあまり好きになれなかった。アメリカの再建だの世界を繋ぐだの、なんか胡散臭い。キャスティングはいいんだけどね。
- 世界観 ★★★★★
- ストーリー ★★★
- キャラクター ★★
The Last of Us(ラスト・オブ・アス)
SF作家、渡辺浩弐先生のラストオブアス2のプレイ動画を見た。発売したばかりらしい。ゾンビのゲームで面白そうだったから、とりあえず前作の1の方をやってみた。めちゃくちゃ面白かった。
海外ドラマ『ウォーキング・デッド』のような世界観。あっちはウィルスだったけど、ラスト・オブ・アスは菌の胞子を吸い込むとゾンビになるという設定。その菌を吸い込んでもゾンビにならない女の子をどっかに届けるストーリー。
3D酔いするし、何度も死ぬしで、挫けそうになったがクリアした。けっこうあっさり終わった。
主人公はろくでもないおっさんでけっこう好き。最後までろくでもないおっさんでいてほしかった。
- 世界観 ★★★
- ストーリー ★★★
- キャラクター ★★★
The Last of Us 2(ラスト・オブ・アス2)
1をクリアした直後そのまま2を始める。過去のゲームを今さら始めるものの特権だ。
素人でもグラフィックが段違いによくなっているのがわかる。2からやってたら1はグラフィックのしょぼさが気になってプレイしなかったのではないか、と思うレベル。
1の物語から数年経った世界。序盤で前作の主人公のおっさんが正体不明の敵キャラに殺され、前作で助けられた女の子が復讐をしにいくストーリー。復讐しにいく女の子と正体不明の敵キャラを交互に操作していき、物語が続くにつれ、いろいろな疑問が解消されていく。こういう事情でこうなったのか、これは回避不可能、と不条理な世を味わう悲しい物語。
- 世界観 ★★★★
- ストーリー ★★★★★
- キャラクター ★★★
The Witcher 3: Wild Hunt(ウィッチャー3 ワイルドハント)
デスストとラスアスをプレイしてゲームおもしれーってなった。それで自分でも面白そうなゲームを調べていたらウィッチャー3を見つけた。
やたら評価が高いから期待大でプレイした。しかし、操作は覚えることが多い、雑魚敵にあっさりやられる(村人に殴り殺されるレベル)、説明一切なしで前作の固有名詞が出てくる、でクソつまらなかった。少し高いところから落ちるとすぐ死ぬし、ラスアスの女の子の方がよっぽど強いと思った。それでも我慢してプレイしていたら少しずつ面白くなってきて、クリアする頃にはめちゃくちゃハマっていた。
世界観は剣士や魔法使いがモンスターと戦うダークファンタジー。人間とモンスターだけではなく種族間や国家間でも揉めていてずっと暗い雰囲気が漂う。メインのストーリーはありがちな話だけど選択によって結末が分岐するらしい。基本的にはお使いゲーだけどサイドクエストが充実していて、ディテールに拘っているから世界観をたっぷり味わえる。
ゲームをする上で事前にネットで調べない、というルールを徹底していたからバッドエンディングだらけになった。そのうち2週目をやろうと思っている。
- 世界観 ★★★★
- ストーリー ★★★
- キャラクター ★★★★★
Detroit: Become Human(デトロイト・ビカム・ヒューマン)
これも自分でプレイするゲームを探していたら見つけた。やたら評価が高いからやってみたら確かに面白かった。
人間そっくりのアンドロイドが人間の仕事を奪い、反アンドロイド感情が世の中に蔓延している世界。アンドロイドから仕事を取り返せ、とデモをしている集団がいる。僕はアンドロイドに働かせて人間は遊んでいる、という世界が理想だと思っているんだけどそういう世界にはなっていなかった。堂々と「働かないけど金よこせ!」と言えばいいのに。
3体のアンドロイドを交互に操作し、選択によってストーリーが分岐する。人間とアンドロイドの共存平和路線を目指して何回かやったけどいまだに達成できずにいる。
- 世界観 ★★★
- ストーリー ★★★★
- キャラクター ★★★