僕はマンションの機械式駐車場を撤去することに全力を尽くすことにした。その3

駐車場

新築当時は駐車場使用料の収入は年間700万円以上あった。しかし、年々利用者が減って現在の駐車場使用料の収入は年間で170万円ほど。これを30年間維持出来た場合、170万円かける30年だから5,100万円ほどの収入になる。駐車場の利用者が減ることはあっても増えることはないだろうけど。

一方、立体駐車場の30年間のメンテナンス費用が税込で3,700万円。2ヶ月に1回の定期点検の費用が1,300万円。具体的な金額はわからないが、これとは別に塗装代もかかるらしい。

5,100万円-(3,700万円+1,300万円)=100万円。

おそらく塗装代は100万円じゃ足りないから、現在の駐車場収入を維持出来たとしてプラマイゼロ。契約者が一人でも減ると赤字確定の状況だ。駐車場使用料の値上げをするか、立体駐車場を埋め立てるかしか選択肢がない。にも関わらず管理会社からは立体駐車場を一部分使用せず、その箇所のメンテナンスをしないで費用を削減しましょうとか悠長な提案だけだ。

これじゃあ駄目だと言うことで僕は立体駐車場の埋め立てを提案した。全て埋め立てたら30年間の費用5,000万円が0円になることを管理会社も認めた。たとえ埋め立てるのに1,000万円の費用が掛かっても4,000万円のコスト削減ができる。ちなみに4,000万円をマンションの住人1世帯当たりの月額にすると2,000円ちょっとになる。

立体駐車場を維持したまま4,000万円の利益を出すとしたら、現在の立体駐車場使用料は月額1万円。1万円かける12ヶ月分かける30年で360万円。

1万円×12ヵ月分×30年=360万円

契約者が10人増えても3,600万円にしかならない。しかも、立体駐車場の空きは11台分しかない。満杯になったとしても360万円×11台分で3,960万円。今から11台分の契約は現実的とは思えないし、仮にできたとしても立体駐車場を取り壊した場合の4,000万円に及ばない。駐車場使用料を値上げすれば解決するが、1年前に近隣の相場よりも値段を下げた。それでも契約者は増えない状況だからこれも無理。

 

ここまで説明してようやく僕以外の理事会メンバーも理解してきて、管理会社もしぶしぶ動き出した。取り壊した場合の試算とマンションに附置義務はないかの確認をするということで今回の理事会は終了した。

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