新任理事に車の所有者がいた。僕はマンションの機械式駐車場を撤去することに全力を尽くすことにした。その13

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新任の理事の中に車を所有している人がいてやはり機械式駐車場の全面埋め立てに反対してきた。ただ今回の理事会は先週の大雨で最上階の部屋から漏水が発生した件がメインの話だったから徹底的に議論する時間はなかった。次の理事会までに説得できるように理論武装しておこう。

 

機械式駐車場を30年間維持するのに6,000万円以上の経費がかかる。それを全面埋め立てたら仮に1,000万円の費用がかかったとしても5,000万円の経費削減が見込めるという単純な話。

 

まず念頭に入れてもらいたいのが現在のマンションの管理費と修繕積立金の額。管理費が1平米あたり190円。修繕積立金は100円だったところを200円に改正した。国交相の指標では管理費が150円で修繕積立金は250円となっている。

実現可能性はとりあえず置いといて管理費を1平米あたり150円にするためには全面埋め立てしか選択肢はない。

 

 

まずマンションを取り巻いている環境を理解してもらう

我々のマンションは国交相の指標よりも管理費が高めに設定されている。しかも我々の住んでいる地域は空き家率が高い。そんな場所にも関わらず近隣にはマンションが乱立している。この状況で5,000万円の経費削減の機会をみすみす逃したくない。この駐車場の収支がほぼ赤字確定という問題を放置してまで機械式駐車場を維持する必要があるのかというところを考えていく必要がある。これは車を所有しているか否かは関係ない。

 

機械式駐車場を全面埋め立てた場合どんな不都合が生じるのか

ということを考えていかねばならない。

 

利便性

平面の駐車場よりも機械式駐車場の方が良いという人はいないだろう。機械式駐車場を利便性が悪いからだ。

 

駐車料金

次に考えなければいけないのが駐車料金の上がることだ。機械式駐車場の駐車料金1万円から平面の駐車料金1万5千円に自動的に値上がりすることになる。ここに不満を抱く住人はもしかしたらいるかもしれない。が、説得は十分可能だろう。
機械式駐車場を維持して5,000万円の経費削減を見込めなかったら管理費や修繕積立金といった別のところで負担を強いられるからことになる。

ちなみに管理費、修繕積立金、駐車料金で同じ金額を値上げすることになってもどの費目で値上がりするかで意味が全然違ってくる。車を所有していない僕が言える事ではないが、駐車料金で値上げした方が管理費の値下げの原資にできるからこれが一番お得。これが理解できない住人がいたら諦めよう。

 

立ち退きを迫られる人たち

おそらくマンションに隣接している青空駐車場を管理組合が借り入れてそこに停めてもらうことになる。少し歩かないといけないが5,000万円の経費削減の機会と引き換えるほどのことか。

 

全面埋め立てを後悔する事態にはどんなものがあるか

 

契約者が増える

我々の住んでいる場所は全国的に見ても空き家率が高い地域。徒歩圏内に駅が三つあって利便性は良い。この二つの理由で契約者が増えることは考えにくい。仮に増えたとしても隣接している駐車場で対応できる。その駐車場もいつまで存在しているかわからないが月極めの駐車場は他にもたくさんある。
機械式駐車場を維持して仮に30年間フル稼働できたとしても現在の駐車料金では平面の駐車場をフル稼働した方が利益は上回る。

 

近隣の相場が上がって駐車料金を値上げできる

空き家率が高い地域でしかも近隣に月極めの駐車場がたくさんある。この前も近くの空き家が壊されて駐車場ができたばかり。値上がりは見込めないだろう。

 

まとめ

車を所有していない我々は機械式駐車場を使わないから埋めたてろと言っているのではない。そもそも機械式駐車場を必要としている住人は一人もいないのではないか。多少の不便を強いることになるかもしれないが、それは5,000万円の経費を削減する機会と引き換えにするほどのものなのか。これらを問いたいだけなのだ。

 

 

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