少し前、PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)に腹がたつ記事が掲載されていた。
もはや「タバコ規制」は根拠を失った 兵庫県で、今、起きていること PRESIDENT Onlineより
まだこんなトンチンカンなことを言ってる奴がいるのか。
この記事の主張をざっくりとまとめると
科学的根拠に基づいた公平・公正な議論をすべき
- 科学的根拠に基づいた公平・公正な議論をすべきで、タバコ憎しの感情論で規制するのは良くない
- タバコ嫌いな人にいくら理屈を説いても「でもやっぱりタバコはあかんよ」で終わってしまう
タバコを禁止にするのならお酒も禁止にするべき
- 飲酒による社会的損失は4兆円以上、タバコは半分の2兆円
- 酔った人物による幼児虐待、暴力事件は後を絶たない
- 酒場でのセクハラやパワハラは日常茶飯事ではないだろうか
- 年間何千人もの人が交通事故で死ぬ、クルマだって、タバコ以上に危険な代物だ
- クルマの排気ガスだって危ない
他にも
- 紙巻きと加熱式タバコを一緒だと考える国民はどれぐらいいるのだろう
- 加熱式タバコについて「健康被害の恐れがない」との証明などできるはずがない
- 白米だって、牛肉だって、健康被害の証明はされている
- 加熱式タバコを禁止にするよりも分煙を進めた方が魅力が高まる
となる。
これらに一つ一つ反論しようと思うのだが、まず前提として明確にしておかなければならないのは
タバコを規制してほしいのではなくて受動喫煙を規制してほしいのだ!
ということ。
この記事を書いた人は科学的根拠に基づいた公平・公正な議論を求めているが、受動喫煙による健康被害は科学的根拠あるじゃないですか。タバコ憎しの感情論で規制しろって言ってるわけじゃないのよ。感情論ていうのならこの記事を書いた人はタバコは吸うけど、お酒は飲まない人らしい。お前の方がよっぽど感情論じゃねーか!
タバコ嫌いな人にいくら理屈を説いてもってどんな理屈を説いたんだ。むしろ喫煙者にタバコの煙で吸っている本人だけではなく周りの人にまで危害を加えていることを説いても知らぬ存ぜぬで終わってしまう。喫煙者はまず
周りの人の健康を害していることを自覚してくれ!
周りの人に危害を加えないように吸うのなら一向に吸ってもらっても構わないんだ。自分の家で窓締め切って吸ってくれれば全然文句はないよ。
お酒を飲まない喫煙者が良く言うタバコを禁止にするのならお酒も禁止にするべきという主張。これも前提を理解していればおかしい主張であることにすぐ気づく。大事なことだからもう一度言う。
受動喫煙を規制しろって言ってるの。受動飲酒ってないでしょ!
僕がお酒を飲んだら近くにいる関係ない人たちがアルコールを摂取してしまう受動飲酒なるものが存在するとしたら、僕は絶対にお酒を飲まない。そんなもの無いけど。
だから飲酒による社会的損失は4兆円以上、タバコは半分の2兆円ていうのも意味がない比較なの。比較するならタバコの税収と損失を比較した方がまだマシだと思うんだけど、受動喫煙による死亡者は年間で1万5千人もいる(受動喫煙が原因でショック死した乳幼児は76人)からそもそも税収がなんだ社会的損失がかんだって議論じゃ駄目でしょ。
一番考えないといけないのは受動喫煙で亡くなった人のことで、これ以上被害を拡大させないことなんですよ!
ついでに言っておくとタバコの税収は2兆円。社会的損失は2兆円で健康被害も合わせると4兆円という試算もあります。税収よりも損失の方が上回っているの。医療経済研究機構(2002)『たばこ税増税の効果・影響等に関する調査研究報告書(1999 年度推計)』より
たしかに酔っ払いは迷惑だ。でも酔っ払って暴力沙汰を起こせば罪に問われるし、飲酒運転だって当然罪に問われる。セクハラやパワハラだって罪に問われる。
なんで受動喫煙という明白な他者危害を規制されずにのさばらせようとしているの!
どう考えてもおかしいでしょ。周りの人の健康を害している自覚がない証拠だ。無知なんだ。ついでに言っておくと排気ガスだってちゃんと規制されているんだ。社会への貢献度だってタバコと排気ガスとでは全然違う。これは感情論でもなんでもなくて科学的根拠があることなんだ。
紙巻タバコと加熱式タバコを一緒だと考えている国民はどれくらいいるだろうと言う主張もおかしい。
健康被害は一緒だよって啓蒙しろよ!喫煙者の無知に付け込むんじゃねぇ!!
JTなんかは必死に紙巻きタバコと加熱式タバコを別のもののように装って、紙巻タバコは吸えないけど加熱式タバコは吸える喫煙ルームの設置に成功しちゃっている。しかし、日本呼吸器学会の見解では
特殊なレーザー光を非燃焼・加熱式タバコ使用者の呼気に照射すると、大量のエアロゾルを呼出していることが明白になります
とのこと。つまり
加熱式タバコは匂いがしない分余計にタチが悪いサイレントキラー!!
加熱式タバコは足音立てずに近付いてくる来るまさに殺し屋。
そして加熱式たばこについて「健康被害の恐れがない」との証明などできるはずがないという主張もおかしい。健康被害の恐れがないことを証明できないのなら
とりあえず規制だろ!
健康被害の恐れがないことを証明できないから、とりあえず吸うねって頭おかしいでしょ。逆だよ逆。もし将来健康被害が科学的に証明されたらお前はなんていうつもりだ。「めんごめんご、やっぱ身体に悪いわ」とか抜かすつもりか、この人殺し!!
白米だって牛肉だって健康被害の証明はされているっていう主張も前提を理解していない。受動白米とか受動牛肉とかないでしょ。
自らの意思で食べる白米や牛肉と望まない受動喫煙を一緒にすんな!
加熱式タバコを規制するよりも分煙の方が魅力が高まるとかいう主張も何を根拠に言っているのかわからない。飲食店のなかには席だけ分けて煙は思いっきり禁煙席に漂ってくる無意味な分煙をしているところもあるけど、あれ意味ないからね。今の日本にタバコを吸っている人は少数派なんだから、飲食店も完全禁煙にした方がお客さんに喜ばれるに決まっている。ちなみに僕のブログでも分煙のお店は喫煙可能のお店としてカテゴリー分けしている。分煙は意味がない、受動喫煙を防止するには屋内完全禁煙を実施するのみってWHO(世界保健機関)も言ってるよ。受動喫煙防止のための政策勧告より
知り合いに新鮮な野菜を売りにして健康アピールしたお店をやっている人がいるが、喫煙可能なお店だから新鮮な野菜もぜんぶ台無し。しつこいくらい完全禁煙にしろって言ってたんだけど、訳のわからん言い訳して結局完全禁煙にしていない。よく聞くと経営している奥さんもタバコを吸うそうだ。要は自分が吸いたいだけじゃねーか。賢い消費者はそこんところちゃんと理解しているからね。
受動喫煙が規制されていない状況というのはつまり
一部の喫煙者のせいでその他大勢の健康が害されている状況!
そんなのどう考えても異常でしょ。
※PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)に喫煙擁護のトンチンカンな記事を書いた飯島勲さんは2019年7月1日をもって全面禁煙したそうです。
飯島 勲の激辛インテリジェンス 第282回「まさかの禁煙宣言」
