まず最初に働かなくても大丈夫なくらい資産がある人のことをお金持ちと定義する。
具体的な金額は1億円。1億円を3%の利回りで運用すれば年間300万円が自動的に得られる。贅沢は出来ないけど慎ましく生活するには十分な金額だ。3%の利回りも非現実的ではない。
生まれた時から1億円があれば、そのままお金持ちになれるんだけど、そんな人は少数だろう。ほとんどの人が「親が金持ちだったら良かったのに」と一度は考えたことと思う。そんなことを悔やんだところでお金持ちにはなれないので自分で道を切り開くことにしよう。
お金をもらう
貧乏人はとりあえず誰かのお手伝いをしてお金をもらうしかない。
どっかの会社に雇われて給料をもらうのだ。完全歩合や起業して自分でガンガンお金を稼ぐ人もいるけど、これは有能な人だからできるのでしょう。貧乏で無能な人は誰かの仕事を手伝って給料という名のお駄賃をもらうのが一番確実で安定している。
勘違いしてはいけないのは安定しているという意味は仕事を手伝ったら、その仕事がうまくいこうがいくまいが約束したお金をもらえる、といことであって、企業に勤めればそれで安泰だ、ということではない。正社員として雇用されていれば安心するかもしれないが、それはあくまでもリスクを経営者側に委ねているだけに過ぎず、安定しているような気がするだけだ。
ちなみに正社員と非正規の待遇の差が問題になっているが、本質的な問題はどちらも鵜飼の鵜に過ぎないという事実に気付いていないこと。自分より多くお駄賃をもらっている人をズルイって思うかもしれないけど、こういう考え方自体が貧乏人の発想なんだ。経営者は労働者を仲違いさせて本質的な問題から目を逸らしている。俺の給料を上げろ、と要求するのではなく、俺にも分け前よこせ、と要求するのが正しい。
お金を増やす
せっかくやりたくもない仕事をしてお金をもらっても生活費でぜんぶ使っていたらいつまで経っても生活は楽にならない。お金を増やす必要がある。
一番手っ取り早いのは株を買うことだ。
株をギャンブルだと思っている人が大勢いるが、断じてそうではない。株を買うということはオーナーシップを手に入れることと等しい。証券会社に口座を作れば、鵜飼の鵜がつかまえた魚の分け前を得られる権利を買うことができる。つまり、株主になってはじめて、俺にも分け前よこせ、と要求することが出来るようになる。
どの企業の株価が上がるかを見分けることは難しいが、どの企業が儲かっているかを見分けることはそれほど難しくない。財務諸表を見れば一目瞭然。少し勉強する必要があるが、それくらいやりましょうよ。
電化製品を購入するとき、どのメーカーが良いかほとんどの人が調べることと思う。その程度の労力で銘柄選別すれば間違いなくお金を増やすことができる。その程度の労力を費やすことすら出来ないのなら、投資信託を積み立てるという方法もある。毎月5万円積み立てていれば60年後には誰でも1億円くらいにはなっている。(リターン3%)
ちなみに貯金だけで60年後に1億円にするためには毎月14万円必要になる。実際に計算すればどちらが現実的か理解できるでしょう。
お金を稼ぐ
働いて生活費をもらいつつ、株を買ってお金を増やすことが出来ればある程度のリスクを取ることができる。
自分でお金を稼ぐことに挑戦だ。
優秀な人なら世の中のニーズを掴みとり、それどころかニーズを作り出し、金儲けが出来るのだろうけど、無能な人はやはり自分の好きなことでマネタイズするのが安心だ。自分の好きなことで食っていくというフレーズは嫌いなんだけど、失敗したときのダメージが小さくなることは認めざるを得ない。自分の好きなことなら学ぶことも苦ではないし、たとえお金を使い尽くそうとも、好きなものは残る。好きなことでマネタイズしようとした経験も得られる。こういった経験は他のことにも活かせるだろう。儲かると踏んで好きでもないものに手を出し、在庫の山を抱えたりなんかしたら目も当てられない。何かの本で読んだけど、人間は失敗した記憶は忘れるが、成功した記憶は定着する傾向があるらしい。だから何かに挑戦し続けないと幸福を感じることができないそうだ。となると
自分の好きなことでお金を稼げるとは限らないが、それでもやはり、自分の好きなことでお金を稼がざるを得ない。
という結論が導き出される。
まとめ
お金をもらって生活を安定させ、投資信託に積み立てて増やして、余剰資金ができたら、自分の好きなことでお金を稼ぐ。お金をもらう、増やす、稼ぐ、この三種類を意識して、仕組み化できれば、遅くても60年後には億万長者になっていて、しかも幸福を感じることができるんじゃないかなあ。知らんけど。
ちなみに我が家の場合は、嫁が働いて生活費をもらってくる。まだ道半ばだけど株を買って確実にお金は増えている。あとは僕が自分でお金を稼げるようになれば完璧だ。ということで、僕は無職なんです。人の仕事を手伝ってお駄賃もらってる場合ではないんだよ。
とくに何もしてないけど・・・。