ダメ、絶対!!一つのことしかしない奴

先日プレジデントオンラインで面白い記事を読んだ。

「”世界に一つだけの花”というウソ」夢をあきらめる人生のほうが絶対に幸せだ 大半は「凡人」として一生を終える

僕が普段、漠然と考えていることが見事に言語化されていた。特に目標を達成するための3ステップの1つ目「とにかく、行き当たりばったりでいろいろやってみる」がまさに僕が意識していることで、これをするための時間を確保するために無職になったと言っても過言ではない。

なぜみんないろんなことをやらないのか本当に不思議。きっとさまざまなメリットがあることを理解していないのだろう。と言うことで、僕も追随してなにかそれっぽいことを書いてみよう。

 

好きなものは自分で決められない

好きな食べ物は実際に食べてみて美味しいから好きになる。食べる前にあらかじめこれを好きになろうと決めてから好きになったりはしない。好きな食べ物と同じように自分のやりたいことっていうのも実際にやってみないとわからない。

「やってみないとわからない」と言った場合、「成功するかもしれない、だからやってみよう」とポジティブに解釈するのではなく、「どうせ失敗するんだから、さっさと失敗して問題点を洗い出せ。そして対策しろ」とネガティブに解釈するべき。

だから、何でもかんでも思いついたものはとりあえずやってみることが大事なのだ。じゃないと物事が進まない。現状に不満があるならどんどんやったことがないことをやってみて自分で確認する作業が必要になる。僕が何か新しいことを始めるときは、どうせすぐやめるんだろうな。そう思いながら始めてる。

 

やりたいことがありません?

やりたいことがありません。よく聞くセリフだ。しかしこのセリフを吐くにはこの世の全てを経験していなければならない。だからやりたいことがありません、ではなく「今まで自分が経験してきたことの中にやりたいことはありませんでした。」と、こういうべき。やりたいことがありませんとかいってる奴に限って何もしていない。やりたいことを見つけたいのなら、今まで自分が経験していない方面を探さないといけないの。論理的に考えれば当然でしょう。

 

積極的に何かをすると幸福になる

我々は給料が上がったり、良き相手と結婚したりなどすると幸福度が上がり、仕事で失敗したり、離婚したりすると幸福度が下がると考えがちだが実はそうではない。人間は短期間のうちに環境要因の変化に慣れるからだ。ハピネスを研究しているカリフォルニア大学のソニア・リュボミルスキ教授によると、環境要因による幸せへの影響は10%程度に過ぎないらしい。では、何をするのが幸福への影響が大きいのだろう。
それは、自分から積極的に何かをやってみる、ということだそうだ。行動を起こした結果それが成功したかどうかは重要ではなく、やってみる、という行為自体が幸福度を上げるのに重要なのだ。

参考文献

 

幸福なんて主観的なもんだろって思うけど、『データの見えざる手』という本によると、ハピネスと身体活動の総量との関係が強い相関関係を示していて、幸せになると動く頻度が上がる。だから加速度センサーで測れる。その結果、幸福が積極的な行動と結びついていることがわかったそうだ。

僕なんか無職だけど、常に何かやってみたいことはないか探して実際にやってみるようにしてるから自己肯定感みたいなのが無意味に膨れ上がって無職力が大爆発している。だから無職でも堂々としていられるし、SNSでクソリプが飛んできてもびくともしない。引きこもり無職で悩んでいる人は引きこもり無職であることが問題なのではなく、何もしないことが問題だ、と認識を変えて何かやってみると状況が少しは改善されるだろう。知らんけど。

 

少し知っているだけでも充分役にたつ

特定の分野で一流にならなくても少し知っているだけで役に立つことは世の中にはたくさんある。数学教授にならなくても足し算引き算を知っているだけで買い物する時に役にたつ。競輪の選手にならなくても自転車に乗れれば移動が楽になる。ヘッジファンドを運用しなくても株に投資すればお金が増える。ユーチューバーを目指さなくても動画を上げていると楽しい。それで充分じゃないですか。

 

組み合わせが増えレア度が上がる

とにかく思いついたことを片っぱしからやっていく。するとほとんどのものは飽きたり、ある程度で満足してやめる。思っていたほど面白くなかったり、うまくいかなくて嫌になったりしてやめる。しかし、その逆に、思っていた以上に面白かったり、意外と上手くいったりしてやめずに残るものも出てくる。好き嫌いや向き不向き、その他色々な自分のフィルターを通すことにより選別されたものが残る。好きなものは残ると言いたいのではない。残るものは残るのだ。
その残ったものの組み合わせはおそらく自分一人だけの組み合わせになるはず。一つのことしかしていないと組み合わせは一つだけになり、そこら辺にいくらでもいるキャラクターに過ぎなくなる。

一つの組み合わせだけで競い合っているのがスポーツだ。金メダルを獲得するような一流のスター選手になれればいいかもしれないが、2番じゃダメな厳しい世界。スポーツだけやってうまくいかなかったら目も当てられない。

参考文献

この本にはスポーツにまつわるおもしろエピソードがたくさん紹介されいる。そのうちの一つに、自分がプロになれなかったから、子供に夢を託し、スポーツの英才教育を施す星一徹みたいな親がたくさんいる、というエピソードがある。
確かに英才教育から野球のイチロー、卓球の愛ちゃん、ボクシングの亀田兄弟のようなスター選手が生まれたが、その何百倍もの子供たちが選択の余地も与えられず親の夢を託され、ひたすらスポーツだけをやり、教養も常識もない人間に育てられている。そしてその子供たちが成功しなかったらさらにその子供たちに夢を託し、負の連鎖が続ていく。

そういえば僕も子供の頃に「サッカーか野球のどちらかをやりなさい。」と親から宣告されたことがある。ピアノがやりたい、と言うと「スポーツでないといけません。」と強制的にスポーツをやらされることになった。ちなみにボールが頭に当たった時にどっちがマシだろうと考え、サッカーを選んだ。

 

一生安泰の仕事やスキルはない

高度経済成長時の終身雇用の影響がいまだに残っているから、一生安泰の仕事やスキルという幻想を抱きがちだが、いいかげんそんなものはないということに気づくべき。企業の寿命は短くなっているが、人の労働寿命は長くなっている。

 

めんどくさくなったから結論

夢とかやりたいこととか必要ない。ただ飽きずに残ったことをやっていればいい。これは僕の場合だけど、行き当たりばったりでいろんなことをすると努力や我慢や頑張ったりすることなく、ただ遊んでいるだけで物事がうまく進み幸運が訪れる。結婚なんかしたいと思ったことないけど最愛の妻がいるし、働いてないけどお金は勝手にどんどん増える。

行き当たりばったりでいろいろやってみると、わらしべ長者みたいなことが本当に起こる。何を言っているのか理解できないだろうけど、これは本当のことなんだ。やればわかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たぶん。