部屋に散らばっている本を手に取ったものから片っ端から読んだらこんな選択になった。乱読にも程がある。
『不完全な時代 科学と感情の間で』坂村 健(角川書店)
情には限界があり、正確な科学的知識が必要。しかし『必要』を超えて大事なものも人間にはある。データに基づいて議論し、自分の判断が感情優先ではないかと疑う姿勢が求められる。判断するにあたって必要な教養として、著者はベイズ統計、認知バイアス、リスク管理、道徳哲学をあげている。
なんとなく印象に残ったフレーズ「欲求は必ず方法を見つける」。
『ふしぎな国道』佐藤 健太郎(講談社)
世の中にはいろんなマニアがいるけど国道マニアというのもいるのね。ドライブそのものが好きだったという第一のきっかけと国道はなぜこうなっているのだろうという欠落を埋めたい第二のきっかけがあったそうだ。
『いつも食べたい!』林 望(筑摩書房)
食堂すべからく完全禁煙たるべし。いや、まったくその通り。
『日本史は逆から学べ 近現代から原始・古代まで「どうしてそうなった?」でさかのぼる』河合 敦(光文社 )
大雑把に把握するのに役に立つ。とてもわかりやすい。
『ぬまがさワタリのゆかいないきもの㊙図鑑』ぬまがさワタリ(西東社)
Kindle Unlimitedの対象。動物の意外な一面とこまめに挟んでくる小ネタが面白い。
『GARM WARS 白銀の審問艦』押井 守(KADOKAWA/エンターブレイン)
なにかとなにかが戦っている物語。
『カップヌードルをぶっつぶせ!―創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀』安藤 宏基(中央公論新社)
チキンラーメンを発明した安藤百福の次男、日清食品の2代目社長の本。ニューヨークに留学しているときに黒人からタバコを辞めるように諭され禁煙したらしい。タバコを吸わないだけで好感がもてる。
『免疫力を上げる 食べ物の組み合わせ』増尾 清(三笠書房)
組み合わせの食材となぜその組み合わせが良いかの説明をしている。科学的根拠は不明だけど著者は1925年生まれで93歳と長生き。根拠にはならないけど。
『男たちの真剣おもしろ話』椎名 誠(角川書店)
椎名誠の対談集。10代の頃に椎名誠の本を貪り読んでいたが、今回久しぶりに読んだ。東海林さだおや沢野ひとしなどおなじみのメンバーとの対談もある。僕が酒と食い物に貪欲になったのは間違いなく椎名誠のせい。
『ブラックホーク・ダウン〈下〉アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録』マーク ボウデン(早川書房)
ヘリコプターが落っこちてからの話。