『お金持ちの教科書』を読んで「安心」と「安全」を区別しリスクをとる覚悟ができた。

 加谷 珪一著『お金持ちの教科書』がKindle Unlimitedの対象になっていた。レビューが多く評価も高かったのでなんとなく読んでみた。こういう類の本は今まで散々読んできたから、今さら学ぶことは無いと思っていたけど、とんでもない。2日くらいでいっきに読み終え、かなり参考になった。

十数年間経営コンサルタントとしてたくさんのお金持ちと接してきた著者が、お金持ち特有の思考パターンや行動原理というものを紹介している。そのうちの一つがこれ。

「安心」と「安全」を区別する

安全よりも安心を望む人が多いと、リスクが過大に評価され、機会が過小評価される傾向が強くなってくる。本当は安全なのに、「安心ですよ」というお墨付きがないばかりに誰も手を出さない、という機会損失があちこちに存在している可能性があるのだ。

投資スタイルが逆張りの僕はこれくらいのことは理解しているつもりだったけど、安心と安全を明確に区別して認識してはいなかった。みんなが買って株価が上がると確かに安心する。逆にみんなが売って株価が下がると不安になる。でもそれは安全とは全く関係がない。

安全は安心を担保するが、安心は安全を担保するわけではない。だが、最近の日本では、商品やサービスについて「安全」とは言わず、わざわざ「安心・安全」と説明している(中略)日本人の多くは、実際に安全かどうかよりも、当局など、より権威のある人に「大丈夫ですよ」と言ってもらいたい、という依存心理が働いているようである。

投資における安心

  • 株価が上がっているときに買う
  • 株価が下がっているときに売る
  • 保有銘柄が新聞や雑誌に紹介された(二次情報に触れる)
  • 大物投資家が買っている(または売っている)とツイッターで呟いた

投資における安全

  • 企業の業績がよい
  • 割安な株価で買った
  • 保有している企業のビジネスモデルを理解している
  • 企業の財務諸表を自分で分析する(一次情報に触れる)
  • 企業が提供しているモノやサービスを自分の目で確かめる

市場が「安心」に振り回されているときに、「安全」を徹底すればお金を儲けることができる。

お金を使う側であれば、「安心」のお墨付きがないばかりに激安で放置されているものを購入すればよい。お金を稼ぐ側であれば、割安のものに「安心」を担保することで高い利益を乗せて販売すればよい

 

リスクは、どこかで必ず取らなければならない

どの投資の本を読んでも分散投資をしてリスクを軽減させなさいと書いてある。しかし、たかだか数百万円を運用している僕みたいなものはある程度のリスクを覚悟して集中投資しなければ資産を増やすことなど到底無理だ。

億単位の資産を持つ投資家にとって大事なことは、資金をなくさないこと、インフレで価値が目減りしないことだ。このため、数%のリターンを常に確保し、個別銘柄の影響をできるだけ受けないようにするためにポートフォリオを構築する。

僕は今年の初めに10銘柄くらいに分散していたけど、3銘柄まで絞って運用している。しかし、これでもまだ甘いと考えるようになった。一つに集中投資をしなければ億万長者には成れないだろう。バフェットだって言っている。

分散とは無知に対するリスク回避だ

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