毎日残業の日々の社畜はすぐに『エッセンシャル思考』を読め!
職場の上司に仕事を頼まれて断れる人は少ないと思う。会社に忠誠心を示したい。無能の烙印を押されたくなくて、出来ないと言えない。その結果、毎日遅くまで残業、仕事を家に持ち帰ったり、休日に出勤しちゃったりしている人。いわゆる社畜ってやつ。数年前の僕もそうだった。一月の時間外労働100時間くらいしてたなぁ。残業代が全額支給されるだけマシかもしれないけど、幾許かのお金のためにかなりの時間を無駄にした。本を読んだり読書したり生産的なことが何一つできない。今でもそんな生活をしていたかと想像するとゾッとする。本当にアホらしい。あぁ、イカンイカン。書評を書くんだった。
当時この本を読んでいたらもっと早く残業だらけの無駄で無意味な非生産的な日々からおさらばできただろうに。
『エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする』
著者はグレッグ・マキューン。シリコンバレーのコンサルティング会社THIS inc.のCEO。アップル、グーグル、フェイスブック、ツイッターなどの有名企業にアドバイスをしている。
この本で著者が言いたいことは
一番重要な本質的な部分だけにエネルギーを注ぎ、それ以外の無駄なことにエネルギーを使うな
ということ。
- 重要なことを見極める
- 不要なものを捨てる
- 仕組み化する
これらを実行するための考え方や技術などを学ぶことができる。例えば断り方のレパートリーなんかが紹介されているが、かなり実践的で明日にでもすぐに使えそう。一つだけ引用しよう。
「どの仕事を後回しにしますか?」
単にノーと言うのが難しければ、上司にトレードオフを意識させよう。例えば、「はい、ではこの仕事を優先でやります。今抱えている仕事のうち、どれを後回しにしましょうか?」あるいはこんな風に断ってもいい。「今かなりの仕事を抱えているので、これを無理やり差し込むと品質が落ちてしまいます」私の知り合いも、部下にそうやって断られたと言っていた。筋の通った断り方に納得し、その仕事は別のなんでも引き受ける部下にまわしたそうだ。
そんな会社からみんな早く逃げろ。僕は逃げた。でもまだ逃げきれていない。