橘玲著『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』を読んだ。

なぜ世界は残酷か

この本で著者が言いたいことは、「やればできる」は嘘で「やってもできない」が真実だ、ということ。つまり適性に欠けた能力は学習や訓練では向上しない。イチローのような野球選手になろうとしてもなれないのは努力が足りないからではなく、適性が欠けているから、ということになる。

「やってもできない」という事実を認め、そのうえでどのように生きていくのかの「成功哲学」を作っていくべきなのだ。

 

僕の学生時代の成績は悲惨なものだった。今思うとこれは努力が足りなかったのではなく、興味のないことを我慢して勉強し続けるという適性がなかったからだったんだ。嫌なこと、つまらないことを我慢して続けることはやめよう。事実、自分が興味のあることや面白いことには時間を忘れて没頭する。好きなことをやって他人に評価されれば、さらに好きになる。これが好きなことを仕事にすれば成功すると言われる所以だ。しかし、自分の好きなことだけやっていれば本当に成功できるのか。

市場経済のルール

働いてお金を稼がないと生きていくことはできない。労働市場では各自の資力や能力に応じてお金をやりとりする。問題なのは市場が能力を平等に扱うわけではないということ。メジャーリーグでホームランを打てば大金を稼ぐことができるが、草野球でホームランを打っても大金は稼げない。野球が好きだからといって野球を続けていても適性がなければせいぜい草野球でホームランを打って評価される程度。イチローにはなれない。しかし

 

好きなことを仕事にすれば成功できるなんて保証はどこにもない。それでもぼくたちはみんな、好きなことをやってなんとか生きていく他はない。

 

野球が好きな人はイチローにはなれないかもしれない。しかし、少年野球のコーチをすることはできる。その様子をYOUTUBEにアップして広告料を稼ぐこともできるかもしれない。こうして好きを仕事にして残酷な世界を生きていかなければならない。

 

好きなことで大金を稼げるのはビジネス能力に恵まれたごく一部のひとたちだけだ。これはものすごく不公平なことだけれど、しかたのないことでもある。それでも能力があろうがなかろうが、誰でも好きなことで評判を獲得することはできる。だとしたら必要なのは、その評判を収入につなげるちょっとした工夫だ。

 

大事なのは次の2点。

無理に社会に適合しようとしない(どうせできないから)。

成功する保証はないけど自分の好きなことをやる。

 

この本を読んで戦略を練った。自分の好きなことをやって収入を得られるまでは、とりあえず今の仕事を我慢して続ける。生活するのに十分なお金を稼いだらさっさと帰る。残業なんて死んでもしない(そうゆうわけにもいかないけど)。残りの時間は好きなこととやってみたいことに費やす。

数日前にまとめたやりたいことリストの一番上が旅行に行って写真を撮りまくる、となっている。ぼくの場合は旅行をして写真を撮って収入を得る方法を考えればいいのか。う〜ん、難しい・・・。

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