世間では9月15日から3連休。少し手前にずらした9月13日から嫁と二人で2泊3日の和歌山旅行に行ってきた。和歌山に3日間いて3日とも曇り。ときどき雨が降ってきたけど土砂降りにはならなかったのが唯一の救いだった。しかし、旅行のたびに天気が悪いのはなんとかならんかな。
一番最初に向かったのは弘法大師空海の手で開創されてから1200年経つ高野山。僕が住んでいる大阪市内からは車で1時間半とけっこう近い。2泊3日で1万円のレンタカーを借りてレッツラゴー。
途中にある道の駅、いずみ山 愛の里で軽い朝食をとり、特にトラブルもなく第一目的地の高野山に12:00過ぎに到着。
まずは車を停めた愛宕第2駐車場から徒歩3分にある中門に行った。高野山の入り口に大門があるが車で通り過ぎて終わり。
中門(ちゅうもん)

中門の外側の仁王像。多聞天像。
持国天像。
内側には広目天像。
増長天像。
中門をくぐると見えてくる建物。今回の旅行まえに台風が来たり、連休前ということもあって僕ら以外の観光客はまばらだった。
金堂(こんどう)
開創当時、弘法大師空海の手により御社に次いで最初期に建設された高野山の総本堂。
現在の建物は7度目の再建で、昭和7年(1932年)に完成した鉄骨鉄筋コンクリート構造。地震や火事にも強い。
中門をくぐって左側にある
六角経蔵(ろっかくきょうぞう)
左側の建物が六角経蔵。取っ手があってくるくる回るようになっている。一周させると「一切経」を読経した功徳が得られるそうな。大学生風の二人組がぐるぐる回していたけど僕らはやらなかった。
山王院の鳥居。この辺りは杉がそびえ立っていて暗く静かな空気が流れる。
山王院(さんのういん)
向かいにある御社(みやしろ)を拝むための建物。
御社(みやしろ)
御社から右手に向かうと西塔が見えてくる。
西塔(さいとう)

何度か火災により焼失していて現在の姿は天保5年(1834年)に再建されたもの。高さは27.27メートル。ちなみにここはポケモンGOのジムになっていて僕のお気に入りポケモンのキレイハナを設置しておいた。2日くらいもったかな。
西塔の裏にある切り株は樹齢374年の桧。中門再建に使われた。
文化財再建に於いて、高野山で育んだ溶剤を使うことは、山林と人との”生かせいのち”の象徴です。伽藍で育まれた”いのち”は、中門に形を変えて、生かされる”いのち”となります。
立て札より
大塔(だいとう)
真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立されたので古来、根本大塔(こんぽんだいとう)と呼ばれている。落雷などの火災により5回焼失。現在は昭和12年(1937年)に再建されたもので、高野山内の建造物としては最大級の高さ(約50メートル)を誇る。
こうやくん

平成27年4月2日~5月21日まで行われる高野山開創1200年記念大法会のマスコットキャラクター 。平成の高野聖(こうやひじり)として全国行脚し高野山の魅力を伝えます。
性格 明るく、賢く、しっかり者…
時にうっかり者好きな食べ物 高野どうふ、ごまどうふ
こうやくん日記より
大塔の鐘
高野山を代表する名鐘。現在も午前4時、午後1時、午後6時(冬季は6時)、午後9時、午後11時に合計108つの鐘の音を響かせる。
不動堂(ふどうどう)

昭和27年に国宝に指定される。
愛染堂(あいぜんどう)
本尊の愛染明王は天に向かって矢を射る姿から天弓愛染明王とも呼ばれる。
大会堂(だいえどう)
本尊に阿弥陀如来を祀り、脇侍に観世音菩薩と勢至菩薩が祀られている。
三昧堂(さんまいどう)
東塔(とうとう)
蛇腹路(じゃばらみち)
ここまでの所要時間が40分。しんどくなってきたからこの道をみた瞬間引き返したくなった。
この橋の先に金剛峯寺がある。
金剛峯寺の正門。金剛峯寺の建物の中で一番古い。文禄2年(1593年)に再建されて以来、今日までそのまま。
金剛峯寺

高野山真言宗総本山の寺院。京都の東寺と共に弘法大師空海が修繕の道場として開創。拝観料金は一般500円。
金剛峯寺の石庭、蟠龍庭(ばんりゅうてい)
ちなみに襖絵などは写真撮影禁止だけど金剛峯寺のサイトで確認することができる。金剛峯寺のサイトはこちら
金剛峯寺内ではお茶とお菓子を貰ってお坊さんの法話を聞いた。マサイ族のルカさんについてのお話で努力せずして成功は掴めないという結論だった、と思う。正直にいうとポケモンGOをしていて最後までちゃんと聞いていませんでした。ごめんなさい。
マサイ族のルカさんを検索したらこんなんが出てきた。ロケットニュースのライターやんけ!
金剛峯寺内では、先輩お坊さんと後輩お坊さんが向かい合って正座して説教していたり、携帯電話で話しているお坊さんと遭遇した。ふすまを一つ挟んだ向こう側で休んでいる大勢のお坊さんの談笑する声や、遠くの方でお経を唱えている声が聞こえてきた。お坊さんたちの生活が垣間見える不思議な雰囲気だった。
金剛峯寺を出た頃には14:00になっていた。昼飯も食べずに2時間以上歩き回っていたことになる。今日泊まるホテルに15時には着きたいからそろそろ駐車場まで引き返すことにした。
帰り道にあった
高野山大師教会(こうやさん だいし きょうかい)
ここでは授戒や写経を体験し、高野山の伝統に触れることができる。僕は煩悩がすごく脳内の思考も落ち着きがないから一週間くらい修行しようかと本気で考える。

他にも見たいところがたくさんあるけど、お腹が空いてきたからとりあえず1日目に泊まる旅館がある龍神温泉に向かう。