橋杭岩から「中の島案内所」まで車で40分弱。海沿いの道をのんびり進む。思えばえらい遠くまで来たもんだ。
今夜泊まる「ホテル 中の島」は離島にある天然温泉100%の源泉掛け流しが楽しめるホテルだ。
中の島案内所の駐車場にコーンが置かれているが構わず突っ込むと「ご宿泊の方ですか?」と、おっちゃんが出てきてコーンを退けてくれる。ここに車を預けて観光桟橋まで歩いて行く。
観光桟橋までは歩いて1分。
左側に停泊している船に乗り込む。
船内はバスのような雰囲気。僕らの他には外国からの観光客が二人だけ。
僕らが乗り込んで2、3分したら出航した。
出航して5分も掛からないくらいで到着。ポケモンGOのジムが白いまま放置されている。さすが離島だ。
ホテルの玄関の真ん前が桟橋になっていてホテルの方がお迎えしてくれているのでそのままチェックイン。
ウェルカム梅こんぶ茶を飲みながら少し休憩。上品な梅の香り。とろとろしたこんぶの出汁と和歌山の濃厚な梅とが織りなすハーモニー。こんなにおいしい梅こんぶ茶ははじめて飲んだ。自分用のお土産に買って帰ろう。
施設内の説明を聞きながらホテルの方に部屋まで案内してもらう。
4Fのエレベーターを降りたところ。お香が焚いてあって通路に良い香りが漂う。
潮聞亭客室の華。12畳+1間の和室で広々とした落ち着いた雰囲気。
坐禅するのに良さそうな1間。
鏡台がおいてある。
温泉が湧き出る離島という最高のロケーションにあるホテルだけど全室喫煙可能なのが残念。アンケートに館内完全禁煙にしろいと書いておいた。外国からの観光客も多いんだし。
部屋からの景色。右下に写っている岩場あたりに殿方用露天風呂があって部屋の窓から丸見え。何人かのおっさんのけつ見た。
晩御飯は一番早い17:30にお願いしたけど1時間以上時間がある。そこでホテルの方から5Fから展望台に行ける、そこの眺めは最高だ、明るいうちに行け!と勧められたので行ってみることにした。
小雨がパラついたり止んだりとあいにくの天気。
左側では古いホテルを取り壊していた。
蚊の大群が押し寄せてくるので虫除けスプレー必須。
しばらく行くと足湯があってこの辺り一帯が硫黄の匂いで充満している。お湯の温度は44度でぬるめが好きな僕には熱かったけどすぐに慣れた。
中の島は源泉を6本保有し、豊富な湯量を誇る天然温泉100%の源泉掛け流しが楽しめる。
仲ええなぁ。我ながら。
足湯のあるところからさらに100メートルくらい進むと展望台に到着。ロールプレイングゲームならボスがいるような所。
展望台には歌人 若山牧水が来訪した記念に建てられた石碑がある。ちなみにこの石碑はポケモンGOのジムになっている。ジムに設置されているポケモン達は20日近く防衛してかなり疲弊していた。軽く一掃して自分のポケモンを設置したった。
そして丸3日経つ現在もひとりぼっちで防衛している。
展望台からの景色。橋杭岩のような岩がみえる。
雨足が強くなってきたので急いで戻る。足湯に浸かっている時間にも寄るけど所要時間は往復で3,40分くらい。
17:30から晩御飯。
お品書き。
飲み物のメニュー。僕らが予約したプラン(和歌山県有給休暇取得取得促進応援プラン)だとビールか地酒のどちらかが一本サービスでついてくる。迷ったけど地酒は飲み比べセットを頼むからビールをお願いした。ビールはキリンかアサヒが選べるが地ビールは選べない。

お品書き。
食前酒の赤梅酒。お酒が飲めない嫁でもおいしいと飲んでいた。
地元で獲れた鱧(はも)の湯引き。
六品盛り。
ここで地酒 3種呑み比べ(756円)を頼む。
羅生門 辛口吟醸酒は香りがあまりしない。スッキリ辛口。
黒牛 純米酒は香り豊かで甘い口あたり。
熊野三山 辛口吟醸酒は香りも良くて甘辛い。
熊野三山が美味しかった。
蒸し鮑バター焼き。ソースは鮑のきもで作られていてこれだけでも日本酒のあてになる。アワビとバターと日本酒がとても合う。
伊勢海老具足煮。
熊野牛陶板焼。
普段からステーキを焼いて腕を磨いてきた。今こそ腕の見せ所や。
うまい。陶板焼か。家でもできないかな、これ。
季節の煮物。
季節のお吸い物と茶がゆ。
飲み足りないけどご飯ものが出てきたからお酒はここでストップ。僕も大人になったものだ。
セルフでご飯と梅干しが食べ放題。梅干しは全部で5種類。一個だけやけにうまいのがあったけどどれかわからなくなった。
自家製プリン。
腹八分目のちょうどいい感じで食べ終わった。
20:00に貸切露天風呂(2160円)を予約したので嫁と二人で行く。
二人で入るには十分な広さ。足湯と同じで硫黄の匂いがすごい。顔を洗った時にわかったけどお湯がしょっぱい。ゆで卵にかけたら美味しそうなくらいしょっぱい。
硫黄成分の腐食性により指輪やネックレスが黒く変色することがあるから注意が必要。僕がしてるプラチナの結婚指輪は平気だった。
温泉の効能
泉質 | 含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉 |
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浴用の適応症 | 神経痛、腰痛症、冷え症、軽い喘息、五十肩、打撲、運動麻痺、胃腸機能の低下、軽症高血圧、糖尿病、アトピー性皮膚炎、病後回復期、疲労回復、健康増進 など |
ホテル 中の島からの引用
ホテル中の島のサイト→こちら
扉の向こうは露天風呂。すぐそこが海で波の音を聞きながらくつろげる。
50分間だけどあっという間に終わった。
風呂上がりのビール。
橋杭岩の道の駅で買っておいた梅酒。
この日もすぐに寝た。
次の日の朝ごはんは一番早い7:00を指定した。嫁を起こして朝食会場に向かう。

お品書き。朝食は和食と洋食から選べるけど僕らは和食にした
みかんジュース 熊野産の温州みかんを使用。
鮪わさび和え。
那須 もろみ味噌 和歌山県産の味噌を使用。
おくら胡麻和え
梅ちりめん。
茶粥。
ヨーグルト ブルーベリーソース。
季節のフルーツ。
本日の調理長おすすめ一品 那智勝浦産いらぎの干物 いらぎはサメの一種です。
温野菜 さつま芋・南瓜。
あぶりチキン。
たまごへの賛美 鰹出汁をきかせた焼きたてだし巻き玉子。
朝ごはんを食べ終わったあとは大浴場の露天風呂に入ってきた。チェックアウトは11:00だからゆっくりできる。
送迎船の時刻表。
もっとゆっくりしたかったけど10:20の船でホテルを後にした。一泊二食で一人26610円。
ホテルの方がずっと手を振ってくれてました。館内完全禁煙になったらまた来よう。
ホテル 中の島のサイト→こちら
次は最後の目的地の那智の滝へ向かう。